キャリア

【書評】SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生設計マニュアル

どうも、Kohei(@koheinishino_)です。

エンジニアとして働き始めて安定はしてきたけど漠然とした不安がたくさんあるな…。

不安を解消してくれるアドバイスがほしい!

本記事では上記のようにキャリア設計に悩んでいる現役エンジニア向けに、「SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル」という書籍をご紹介します。

僕自身、SOFT SKILLSを読んでエンジニアとしてのキャリア設計の参考になりました。

僕が実際に読んだ感想をお伝えしますので、購入を検討する際の参考にしていただければと思います。

SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル
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SOFT SKILLSとは?

書籍の概要

私はソフトウェア開発に対する「総合的な」アプローチを支持する。つまり、より良いソフトウェア開発者になりたいなら、人生におけるひとつ、ふたつの領域だけでなく、「ひとりの人間として全体を捉える」必要があると考えているのだ。

SOFT SKILLS – 第1章

この書籍を僕なりに一言でいうと、「エンジニアがキャリア設計に悩んだときに都度読み返したい一冊」です。

副題に「ソフトウェア開発者の人生設計マニュアル」とある通り、技術的な話はほとんどなくコードは一切出てきません。

エンジニア特有のキャリアの構築方法であったり、技術の勉強方法、生産性の高め方などのエンジニアにフォーカスした内容であったり、ビジネスパーソンとして仕事をする上での意思疎通や交渉、指導の際のコミュニケーションスキルの習得や知っておくべきノウハウについて主に紹介されています。

また、人生をよりよく生きるために必要な「金融・身体の健康・メンタル」の話も取り上げられており、キャリアで悩んだときにこの1冊を読み返すだけで参考になるような内容となっています。

ちなみにRubyの父ことMatzさんが解説している書籍としても有名です。

著者の紹介

著者は「John Z. Sonmez(ジョン・ソンメズ)」さんというアメリカ人の方です。

著書によると、主に現役でエンジニアをしていたときは.NET系のエンジニアとして働いていたらしく、現在はブログやポッドキャスト等のオンラインビジネスでエンジニアのキャリア支援を中心に活動されているそうです。書籍もその一環という感じみたいですね。

アメリカ人の方が書いた本であれば、日本人は参考にならないのでは?

と思われるかもしれませんが、日本人だから参考にならないというトピックは少なく、日本人が読んでもキャリアに充分活かせる内容になっています。

ちなみに著者のTwitterを見ていただければ分かりますが、身体がバキバキに仕上がっていますw 書籍の中でも運動の重要性を解説されています。

SOFT SKILLSを読んでみた感想

全体を通して

どのパートも一貫して読者の目線に立っており、実践しやすいテクニックが多いのが良いなと感じました。

例えば、筆者は書籍の色々なページでブログを作ることをおすすめしています。

ブログポストを作成するメリットに始まり、何を書けば自身のキャリアに良い影響を与えてくれるか、筆者自身がブログを書くことでこのようにキャリアに変化があった、など詳細に書かれているため、読者自身が「やってみようかな」と感じて行動につなげやすいなと思いました。

書籍全体として、筆者自身の体験から感じたことを添えてテクニックが紹介されているため説得力があります。

前半パート(第1部~第3部)

前半パートは主にエンジニアにフォーカスして話題が展開されていきます。具体的には、キャリア・マーケティング・学習について紹介されています。

理想のキャリアは人それぞれですが、筆者自身は「(1)社内で効率よく出世する(2)独立してコンサルタントとなる(3)起業家として自分の製品を売る」といった多くの人が必ずどれかに当てはまるだろうキャリアをすべて経験しており、その失敗談からしくじり先生のごとく学ぶことができる点が良いなと思いました。

また理想のキャリアを実現するにあたり、自身を売り込むためのマーケティングについても解説されています。まあ日本でもよく言われてることですが、「エンジニアは外部発信しろ!」ってことですねw 少なくともやって損になることではないですし、現に僕はこのブログも評価していただけることが多かったので、この章の内容には大いに賛成です。

次に理想のキャリアを築くために必要な知識の習得法として、なんと筆者の独学方法が10ステップにも渡り細かく解説されています。正直学び方は人によって合う合わないがあるので、基本はこの10ステップから自分に必要な部分だけ抽出するのが良いかなと思いますが、全体的にかなり理にかなった方法ですので結果的に筆者の方法に落ち着くのかなとも感じましたw

このようにゴールから逆算するかたちで重要度の高い順で説明されているので、自分に当てはめた時に優先順位が立てやすくて良いなと思いました。

後半パート(第4部~第7部)

後半パートは主にエンジニアの土台部分にあたるビジネスパーソンとしての話題が展開されていきます。具体的には、生産性・お金・健康・精神について紹介されています。

生産性はどの仕事にも共通して必要な部分ですが、特にエンジニアにとっては「優秀な5人のプログラマは、二流のプログラマ1000人を完全に凌駕する」と言われるように死活問題な部分がありますよね。皆さんご存知のポモドーロテクニックや習慣化について、エンジニアに最適化して紹介されているので日常に取り入れやすいなと思いました。

お金の話に関しては日本と異なる部分もあるので参考にしにくいかもしれませんが、「給与交渉」や「資産運用」、「借金はするな」などは日本でもよく言われていることなので、改めて肝に銘じる感じでした。

健康の話については筆者が筋トレ好きっぽく、かなりコアな話まで紹介されているので、ガッツリ読む込む必要はないかなと思いましたw ただ人間である以上健康のことを考えないと年齢とともにパフォーマンスが落ちるのは必然ですので、運動の習慣化は必要だということを改めて感じさせられました。

最後に精神の話ですが、このパートはいわゆる自己啓発系の本や動画を見ている人であれば何度も聴いた話かなと思いますが、特に興味深かったのは「私の成功本リスト」の部分です。自己啓発ソフトウェア開発投資の3カテゴリで、それぞれ「人を動かす」、「CODE COMPLETE」、「金持ち父さん貧乏父さん」などのいわゆる名著が紹介されています。結局は名著に行き着くんだなーというのも感じましたし、まだ自分は読んだことがない書籍が多かったので実際に読んでみようとも思いました。

まとめ:エンジニアのキャリア設計の参考に

本記事では、僕自身がSOFT SKILLSを読んだ感想についてまとめました。

キャリア設計については書籍やYouTubeなど色々な媒体で言及されていますが、SOFT SKILLSはエンジニア向けに必要なキャリア設計のみを抽出してまとめられている書籍のため、エンジニアの人は共感できる部分も多く参考にしやすいと思います。

内容としては「情報発信をやっていこう」や「生産性を高めよう」など昨今の副業ブームでよく言われていることについてがトピックなので既知のトピックが多いと感じる人も多いかもしれません。自分もそうでした。

しかし、どの年代のエンジニアにも共通する知識が体系的にまとまっているため、定期的に読み返したい書籍だなと感じました。

まだ読んだことのないエンジニアの人にはぜひ読んでいただきたい一冊です!

SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル
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ABOUT ME
Kohei Nishino
Webエンジニア、ブロガーです。新卒未経験で開発エンジニアとして大手SIerに入社し2年で退職。その後、派遣と業務委託を半年ほど経て都内のWeb系企業にエンジニアとして転職。しばらくは本業コミットのため技術的な話が多めです。Ruby on Rails / React.js / AWS